音楽を考察するBLOG

素敵な音楽生活に”+α”を提供するブログです。

音楽コラム 〜"らしさ"編〜

自分らしさってなんだ。

 

 

 

 

 

社会に出て半年が過ぎた。

 

仕事にも慣れてはきたけど、毎日の疲労感にはどうにも慣れない。

 

その日も一日仕事を終えて、クタクタになりながら帰りの電車に乗る。

 

座席にバタン腰をかけ、「ふぅ。」ため息を一つ。

「今日も疲れたなあ…」なんて思いながら、なんとなしに周りを見渡してみた。

 

そこには同じようなクタクタのスーツを着たおじさん達が腰をかけている。

 

無防備な寝顔に、今日もお疲れ様でしたと心の中で一礼すると同時に、物凄く残酷な何かを突きつけられているような気分になった。

 

 

 

 

 

悲しいくらい同じだ。

 

 

 

 

 

個性がそこにはなく、同じような形の歯車がそこに並んでいるような感覚にとらわれた。

 

 

こんなことを言ってしまっては、我等が日本の経済を支えてきてくださった方々に失礼なのは理解しているが、どうにもやりきれない気持ちに襲われた。

 

 

 

 

 

あれ…

 

 

 

 

 

 

電車の窓越しに自分の姿が反射した。

 

 

同じように僕もそこにあった…。

 

 

 

それからというもの、お洒落な服を着た人、思い思いの格好をしている人がやたら目に留まるようになった。

 

 

 

もしかしたら彼らは学生でお金はあまりないのかもしれない。

 

 

 

個人事業で成功してお金に余裕があるのかもしれない。

 

 

 

色んな想像が頭の中を駆け巡る。

 

いずれも共通しているのは“個”を表現していること。

 

 

彼ら彼女らは、あの時、感じた同色量産型の歯車ではなく、いろんな色のいろんな形のキラキラした何かであった。

 

 

 

自分らしさってなんだ。

 

 

人とは違うで差をつけろ。

 

 

 

そんな言葉が頭をよぎる。

 

ああ、良く聴いた曲の一節じゃないか…そんなことを思いながら、こんなことを考えた。

 

 

 

 

 

 

このままじゃ、僕の中の僕が死んでしまう。

 

 

 

 

 

 

 

自分らしさってなんだ。

 

 

僕らしさってなんだ。

 

学生時代、ダサい格好だったかもしれいけど、そこには「僕だ!」と主張する僕がいた。

 

自分らしさについて問うたことなんてなかった。

 

でも、なんでだろう。

 

 

自分らしさってなんだ。

 

 

この言葉が頭をぐるぐるしている。

 

僕らは変わっていくのに、変わることを諦めた僕に気づいた。

 

だから僕は、僕らしく生きることを決めた。

 

 

変わりゆく生活が正しい。

 

 

八月、夏の日差しが肌に痛い季節。

 

僕は辞表を書き、上司に提出した。

そして、僕は僕らしく生きることにもう一度、挑戦することにした。変化を恐れない。

 

次の仕事は、私服出勤、髪型自由の職場だ。

 

はっきり言って、安定面では以前の職に劣るけど、たぶん、僕が僕らしく生きるための通過点にはなると感じている。

 

変化はやっぱり恐い。

 

でも、

 

変わりゆく生活は正しい。

 

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